top of page
検索

歯並びは遺伝じゃない・・・??③

更新日:2024年6月24日




こんにちは。筋機能療法士のManamiです。

今回は、顎が正しく成長しないことについて、前回の続きのお話をしたいと思います。


低位舌


舌には、実は正しいポジションというものがあります。


それは、口を閉じている時は常に、上顎に舌全体がベタっとくっついている状態です。

これが出来ていない方は沢山いらっしゃいます。

私が6年間、筋機能を見てきた子供たちの中で、最初から舌が正しいポジショニングだった子は、○○人中たったの6人でした。

それほど、舌が間違った位置にある、低位舌が蔓延しています。


舌には、上顎を成長させるという役割があります。

母乳を飲む時から既にその訓練は始まっています。

そして、そこで正しい機能を学習し、自然と舌が上顎にぺたりと収まるようになります。

これが出来ていない子は、上顎が成長する時、成長促進要素がないため、劣成長を引き起こします。

つまり、ちゃんと成長できない ということが起こります。

顎は歯が並ぶための土台ですから、自ずと歯並びが悪くなるという仕組みです。


歯並びが悪くなるのは決して遺伝だけの要素じゃなく、環境によるものが多いということについてお伝えしてきました。


歯並びが遺伝だと考えられていた時代は、悪くなってから治すという流れでした。

ですが、遺伝の要素は小さいと考える現代では、歯並びが悪くなる前に治すということが可能になりました。

つまり、歯並びも予防できる時代になったということです。


さらに、歯並びだけじゃなく、健康面にも大きな好影響をもたらすことも次々にわかってきました。

それが後に社会的にも健康であるということに繋がっていきます。


そんな有意義な治療に、歯科衛生士も主体として関われるという点も、私にとっては大きな魅力の一つです。



筋機能療法士Manami.

 
 
 

最新記事

すべて表示
筋機能療法と美容の関係性:健康と美しさをつなぐアプローチ

はじめに 「顔のたるみが気になる」「口元のシワが増えてきた」…これらの悩みは、加齢だけが原因ではありません。実は、口周りの筋機能の低下が大きく影響しています。 筋機能療法(MFT:Myofunctional Therapy)は、主に口腔機能の改善を目的としたトレーニングです...

 
 
 
歯医者で求められる人材とは?~現場で輝くためのスキルと資質~

歯科医院は、患者の健康を守りつつ信頼関係を築く場所です。技術だけでなく、患者とのコミュニケーション能力やチームワークも求められる職場です。今回は、歯医者で特に求められる人材像について考えてみます。 1.「 高い技術力」と「学び続ける姿勢」と「心」...

 
 
 
歯科衛生士になるには? 現役歯科衛生士のリアルな体験談と共に解説!

歯科衛生士は、歯科医療の現場で重要な役割を果たす国家資格の専門職です。患者さんの口腔ケアをサポートし、歯科医師と連携しながら予防処置や診療補助を行います。 本記事では、歯科衛生士になる方法や現役歯科衛生士のリアルな体験談を交えながら、歯科衛生士という仕事の実態についてお話し...

 
 
 

Comments


LifeFocus Institute&Academy

bottom of page